被害者支援Q&A


Q 被害者参加制度とは?

 被害者参加制度とは、一定の事件の被害者や遺族等が、裁判の期日に出席し、意見を述べたり、被告人への質問を行うなど、刑事裁判に参加できる制度のことをいいます。

 被害者参加制度が適用される一定の事件とは、殺人罪や傷害罪、過失運転致死傷罪、強制性交等罪、強制わいせつ罪などが挙げられます。

 被害者が亡くなった場合などは、その配偶者や直系の親族もしくは兄弟姉妹などが参加することができます。

 実際に参加を希望する場合には、被害者や遺族等から事件を担当する検察官に申し出る必要があります。

 申出を受けた検察官は、被害者等が刑事裁判に参加することに対する意見を付して裁判所に通知します。

 裁判所は、犯罪の性質や被告人との関係その他の事情を考慮して参加が相当かどうかを判断します。相当と判断された場合、被害者等は被害者参加人として刑事裁判に参加することになります。